代替愛馬ボニータシチー 第2戦!


12月21日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1400mは、

9着/10番人気。

前走同様、4角過ぎで一杯。

無さ過ぎるスタミナ。

抜群の騎乗でこの成績では・・・。

パドック写真付き現地観戦レポート。

レース回顧と時計の分析を掲載。

(12月22日完結)

2008年12月4日作成
これ以降は12月17日に作成

これ以降は12月17日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 12月21日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1400m 全12頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アスカルディ 荻野琢真  6/21 新馬 函館芝1000
オーバーザウェイヴ 柴原央明 11/29 未勝利 京都芝1400 13 11 17
シルクメビウス 南井大志 12/06 未勝利 阪神ダ1400
ジョーカプチーノ 三浦皇成  9/27 未勝利 札幌ダ1700
ドンスピリタス 中村将之 12/06 新馬 阪神芝1400 12
ナニハトモアレ 安藤勝己 11/29 新馬 京都芝1600
ノッティングスカイ 荻野琢真  8/09 未勝利 函館芝1200
ハードイチオー 佐藤哲三 11/30 未勝利 京都ダ1400
ボニータシチー 柴原央明 10/26 新馬 京都ダ1400
マコトバンクウ 岩田康誠 12/14 未勝利 阪神ダ1800 11 10 13
マルブツコロナド 秋山真一郎 11/29 未勝利 京都ダ1200
ワンパクタイショウ 大江原圭 12/06 未勝利 阪神ダ1400 11 16 12 10

●気になる騎手は

 21日は牡馬混合戦ということもあり、また重賞開催日でいい騎手が集まるということもあり、なかなかの有力馬が集まっています。そういうことから、20日の牝馬限定戦に鞍替えする確率もまだまだ残っています。

 ここでは一応21日に出走の場合を想定します。


 21日に阪神競馬場で騎乗する予定の主な騎手は次の通りです。

 太宰啓介、デムーロ、後藤浩輝、秋山真一郎、安藤勝己藤岡佑介池添謙一、小牧太、鷹野宏史、川島信二、勝浦正樹、木幡初広、四位洋文、武士沢友治、武幸四郎、福永祐一、佐藤哲三、川田将雅、幸英明、浜中俊、菊沢隆徳、藤岡康太、小島太一、梶晃啓、渡辺薫彦  各騎手

 ただ、メインの除外等によって変更があると思われます。

 私の予想は80パーセントの確率で柴原央明騎手。残り10パーセントの確率で減量騎手、9パーセントはその他、0.0000001パーセントで安藤勝己騎手(おそらくナニハトモアレ号騎乗)です。太字は私の希望騎手ですが、良くて川田将雅騎手、おそらくこの中のだけでもないでしょう。

●阪神ダ1400mコース解説

 スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
 3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
 テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
 逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
 枠順は揉まれやすい最内が不利。あとはほぼフラットだが、外枠が若干有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。
 最近はクロフネ、フレンチデピュティといったヴァイスリージェント系の種牡馬の活躍が目立つ。

有利な枠順 最内不利で外有利
有利な脚質 先行
ポイント 先行力、枠順
種牡馬ベスト アフリート、ジェイドロバリー、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5
2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4
2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7
3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5
3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8
古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2
古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2

これ以降は12月18日に作成

●追い切り情報(12月18日更新)

前走前 10月23日 栗東CW 良馬場 仕掛

柴原央明
6F 84.5
5F 67.6
4F 52.3
3F 38.6
1F 12.2
外キングブレーヴ(古馬500万)仕掛と6F併せでクビ差先着



12月4日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

柴原央明
6F 86.4
5F 69.9
4F 54.6
3F 40.4
1F 12.5
カネトシフィオーレ(2歳新馬)稍一杯の外0秒3遅れ


12月10日 栗東CW 稍重馬場 稍一杯追う

柴原央明
6F 85.0
5F 69.6
4F 55.2
3F 40.5
1F 13.0[7]
セイカアニマート(古馬500万)叩一杯の内に6Fで2秒4先行3F併せで0秒3先着


12月18日 栗東CW 良馬場 叩き一杯

助手
6F 82.6
5F 67.2
4F 52.8
3F 39.4
1F 13.1[8]
スターリースカイ(2歳新馬)馬なりの外0秒2遅れ

 12月4日、併せで遅れをとっていますが、相手は内、こちらは外ですし、相手は稍一杯でこちらは馬なりで余力ありですから、悪くないですね。さあ、もう少し乗り込んで、時計を縮めて、2走目と行きましょうか。
 前走は直線で早々にバテましたから、今度はしっかりと息が持つように、調整して欲しいですね。

 12月10日、格上馬と3F併せて先着しました。しかも相手は叩き一杯でこちらは稍一杯です。前走前も1000万クラスの古馬と併せて先着しましたが、併せ相手は優勝、こちらは直線で失速し8着でした。過大評価は禁物ですが、格上馬に先着することは素晴らしいことですので、またまた期待したいと思います。

 12月18日、2歳新馬の馬なりの相手に遅れをとっています。いくら内外の差があるとはいえ、CWで6F82.6−13.1は褒められた数字ではありません。
 ただ、2週続けて一杯に追えている順調さと、調教をつけたのが、いつもの柴原央明騎手ではなく、助手さんだったということで、体重差や技術差から、一概に悲観することもないと思います。
 というわけで、私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。しかし、前走前よりは劣る動きと言わざるを得ません。

●出馬確定表

出馬確定表 12月21日 阪神1R 2歳未勝利 ダート1400m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アスカルディ 藤岡佑介  6/21 新馬 函館芝1000 B−
オーバーザウェイヴ 渡辺薫彦 11/29 未勝利 京都芝1400 13 11 17 B−
コード 田中健 11/29 未勝利 京都ダ1200 11 14 11 12 B−
シゲルフジサン 岩崎祐己 11/29 未勝利 京都芝1400 12 12
シルクメビウス 浜中俊 12/06 未勝利 阪神ダ1400
ジョーカプチーノ デムーロ  9/27 未勝利 札幌ダ1700 B+
ダンツブロンズ 小林徹弥 11/29 未勝利 京都芝1400 10
ドンスピリタス 川田将雅 12/06 新馬 阪神芝1400 12
ナニハトモアレ 安藤勝己 11/29 新馬 京都芝1600 B−
ノッティングスカイ 長谷川浩大  8/09 未勝利 函館芝1200
ハードイチオー 佐藤哲三 11/30 未勝利 京都ダ1400
パープルガルチ 小坂忠士 12/14 新馬 阪神ダ1400 13 16
ベストトゥベスト 熊沢重文 12/06 新馬 阪神芝1400 15 B−
ボニータシチー 福永祐一 10/26 新馬 京都ダ1400 B−
マルブツコロナド 田村太雅 11/29 未勝利 京都ダ1200
ワンパクタイショウ 幸英明 12/06 未勝利 阪神ダ1400 11 16 12 10

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

これ以降は12月20日に作成

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アスカルディ 12月17日 栗東坂路良 一杯 助手 54.9−13.0 B−
オーバーザウェイヴ 12月17日 栗東B良 一杯 助手 5F67.1−12.2 B−
コード 12月18日 美浦南W重 馬なり 助手 5F67.9−12.8 B−
シゲルフジサン 12月18日 栗東坂路良 一杯 助手 55.8−14.1
シルクメビウス 12月17日 栗東坂路良 一杯 助手 55.3−12.7
ジョーカプチーノ 12月17日 栗東坂路良 一杯 助手 52.8−13.5 B+
ダンツブロンズ 12月17日 栗東DW良 馬なり 助手 5F71.1−12.5
ドンスピリタス 12月17日 栗東DW良 強め 助手 6F81.8−13.4
ナニハトモアレ 12月17日 栗東坂路良 一杯 安藤勝己 54.1−12.8 B−
ノッティングスカイ 12月17日 栗東坂路良 一杯 川島信二 56.5−13.5
ハードイチオー 12月17日 栗東坂路良 仕掛 助手 55.4−13.1
パープルガルチ 連闘の為、中間軽め
ベストトゥベスト 12月17日 栗東E良 一杯 田村太雅 6F82.1−11.6 B−
ボニータシチー 12月18日 栗東CW良 叩き一杯 助手 6F82.6−13.1 B−
マルブツコロナド 12月18日 栗東B良 一杯 田村太雅 6F80.4−12.7
ワンパクタイショウ 12月17日 栗東坂路良 一杯 助手 55.6−14.7

●ほっさん予想

アスカルディ

 前走の新馬戦は8番人気8着といいところなし。そこから6か月ぶりの今回2走目だが、鞍上は前走の荻野琢真騎手から一気の強化の藤岡佑介騎手。

 前走は芝で今回が初芝。なんとも評価し難い。

 追い切りの動きは冴えないが、毎週一杯に追えており、軽視はできない。

オーバーザウェイヴ

 初戦が芝の2000m。2戦目が芝の1400mでどちらも大敗。それならダートは・・・と、現在試行錯誤中。

 追い切りは2週続けて一杯に追えており、穴をあけるとすれば、こういった馬。

コード

 デビューから今回が早くも10戦目。全くいいところなし。関東からの遠征で追い切りは軽い。

シゲルフジサン

 こちらも今回が10戦目。数を走ればいいってものではない。追い切りも全然ダメ。

ジョーカプチーノ

 新馬戦、2戦目の前走ともに1番人気。鞍上も初戦が武豊騎手、2戦目が三浦皇成騎手と一流。今回もデムーロ騎手で狙うは優勝のみ。終いは甘いが、ハナを切れる能力があり、当然中心視。

 追い切りの動きも1頭別格。

シルクメビウス

 芝を2戦走ったあと、初ダートの前走は素晴らしい末脚で2着。ここは本命候補。

 しかし、追い切りは1本で、動きは水準級。絶対視は出来ない。

ダンツブロンズ

 ここまで3戦芝で6、8、10着。ツーパンチ足りないので、ダートへ。このパターンは、はっきりいってわからん。

 追い切りも馬なり一本で不足。

ドンスピリタス

 前走初戦は12着と大敗。芝を諦めダートへ。鞍上も前走の中村将之騎手から川田将雅騎手にレベルアップ。さてさて。

 追い切りは併走馬に先着とはいえ、終いを要しており、イマイチ。

ナニハトモアレ(赤井英和)

 前走アンカツで1番人気を裏切るもダートでリベンジ。おそらく鞍上の進言だろうが、当然一変の恐れあり。

 追い切りも安藤勝己騎手が乗り込み必勝態勢。

ノッティングスカイ

 この馬も過去2戦は芝。7着9着とイマイチなのでダートへ。追い切りも目立たず、厳しい。

ハードイチオー

 2走前の2着の内容が優秀。しかし、追い切りはイマイチ動かない。

パープルガルチ

 前走の新馬戦は16番人気13着、勝ち馬からは4秒6も離され、走破時計も悪く、とてもとても。連闘でも一変までは。

ベストトゥベスト

 前走は後藤浩輝騎手を擁して5番人気も15着大敗。その芝のレースに見切りをつけダートに。

 追い切りの動きは良く、もしかすると!?

ボニータシチー

 前走は最後で脚が上がり失速。今回2戦目だが、追い切りの動きは前走以下。

マルブツコロナド

 過去3戦ともダートで4、3、5着と安定。今回もその辺りか。

ワンパクタイショウ

 1度掲示板があるとはいえ、その時も勝ち馬からは1秒6差。振るわない。追い切りもダメ。
ジョーカプチーノ
ナニハトモアレ
シルクメビウス
ハードイチオー、ベストトゥベスト
 2歳戦ということで、データも少なく、また今回やたらと芝からのダート替わりの馬が多いため、はっきり言って予想はしようがありませんし、馬券も愛馬ボニータシチーの応援馬券以外は怖くて手が出せません。

 当日は現地に行く予定ですので、パドックで気になる馬がいれば、買うかも知れません。

 愛馬ボニータシチーですが、鞍上の福永祐一騎手は願ってもない一流騎手確保で期待できるのですが、追い切りの動きと、相手関係を見ると、常識的には掲示板も厳しいでしょう。

 しかし、追い切りは終いを要したとはいえ、いつもの柴原央明騎手ではなく、助手さんによるもので、当然体重差などがありますから、一変の可能性もあると思います。

 全体的には追い切りで動かないメンバーで、正直低レベルと思います。ここであまり大敗するようですと、初勝利は厳しいと思います。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「平穏」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
マルブツコロナド
シルクメビウス
ナニハトモアレ
ドンスピリタス △△
ジョーカプチーノ △△
ハードイチオー △△
アスカルディ
ボニータシチー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ジョーカプチーノ 3.2
ナニハトモアレ 3.4
シルクメビウス 4.2
マルブツコロナド 8.0
ハードイチオー 11.4
ドンスピリタス 17.9
アスカルディ 24.6
ボニータシチー 26.3
ワンパクタイショウ 29.6
以下36倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
パープルガルチ 22 22
マツブツコロナド 55 51 55 49
シルクメビウス 70 54 70 53
ナニハトモアレ 52 52
オーバーザウェイヴ 35 25 35
ワンパクタイショウ 42 40 37 35
ノッティングスカイ 55 55 34
ドンスピリタス 46 46
ダンツブロンズ 54 37 54 42
ジョーカプチーノ 76 76 67
ハードイチオー 62 58 62 38
ベストトゥベスト 38 38
アスカルディ 42 42
ボニータシチー 32 32
コード 56 56 12 33
シゲルフジサン 62 43 44 49


デイリー馬三郎

予想印

◎ ナニハトモアレ
○ ジョーカプチーノ
▲ マルブツコロナド

以下省略


見解

 「◎ナニハトモアレは馬の姿形や走法から、ダートでこそ本領発揮。ひと叩きで気合もグンと乗り一変を期待できる。逆転候補は距離短縮が歓迎材料の○。」

●前走レース後の騎手コメント

ボニータシチー(8着)

 「攻め馬の感じから期待していたんだが、4角からフラフラしていたし、最後は止まってしまったね。」(田中章博調教師・競馬ブック)
 「少し太目。脚捌きは硬め。前半にフワフワしていたので、外に出して砂を被らないように追走していたが、4角では一杯。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ボニータシチー

 「上積みに期待したいが、まだ息遣いが物足りない。もう少し使い込んだ方がいいだろう。」(武助手・デイリー馬三郎)

ジョーカプチーノ

 「能力が高いのは間違いない。放牧でソエは完治したし、本来の力を出してくれるはず。」(白倉助手・デイリー馬三郎)

これ以降は12月21日に作成 一部12月22日に作成

●パドック

 前走に引き続き口取りの権利を取得し、現地に出向きました。

写真は全て撮影順です。


アンカツ騎乗の有力馬ナニハトモアレ。上は重賞勝ちのサチノスイーティー。さすがにいい馬体です。特に飛節から下が素晴らしい。



ボニータシチーも気配は良かったです。しかし、冬毛が出始めていて、走るか?と言われると「No」です。



圧倒的1番人気のジョーカプチーノ。前の馬を突くくらいやる気がみなぎっていました。



結局、単勝130.7倍になってしまうボニータシチー。



とまーれーの直後。田中章博調教師(1番右)が確認。マイナス10キロでしたが、ギリギリですね。



甘えるボニータ。とにかく繋ぎが高い馬です。ダートしかダメでしょうが、それでいてスタミナがないとなると致命傷になりかねません。



福永祐一騎手を乗せる田中章博調教師。今週は大量に管理馬をユーイチに託しています。



ドンスピリタスの川田将雅騎手とジョーカプチーノのミルコ・デムーロ。



跨ってから、終始うつむき加減の福永祐一騎手。



うーむ、微妙にユーイチが切れてしまいました。



これから2度とお目にかかれないであろう、福永祐一騎手とボニータシチー。次走は柴原央明騎手確定・・・涙。



表情が暗いよ、ユーイチくん。



締め切り13分前の時点で単勝73倍。

●レース 

 ボニータシチーの鞍上はほっさん騎手ランキングでも最高評価の「S」である福永祐一騎手。さすがに上手いスタートで、先団2番手に取りつきます。

 断トツ1番人気のジョーカプチーノが敢然とハナに立ちます。2番手はボニータシチー(素晴らしい!!)、3番手はコードという隊列になります。さらにすぐ後ろにはアンカツ騎乗のナニハトモアレなど6、7頭が殺到。ペースが速くなります。

 こうなると前にいる馬は息が入らず苦しくなります。

 その中でもボニータシチーは終始ジョッキーの手が動いていて、追走に苦労します。

 当然、落ちかけた4角では早くもムチが入り、直線を向いてすぐに馬群に飲み込まれます。


 本当ならこのまま最下位のタイムオーバーですが、そこは天才の息子の福永祐一騎手。渋太く追って追ってなんとかズルズルと後退するのを食い止めます。何発もムチが入っていましたし、9着という結果ですが、馬はバテバテでしょう。


 追い切りの状態が悪かったとはいえ、このレース内容では、厳しいと言わざるを得ません。

●時計の評価

 今回の我らが愛馬ボニータシチーの走破時計1分28秒1良馬場は、阪神ダート1400mの2歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分26秒7良馬場であることからしても、平凡で、勝ち負けは相当厳しい凡時計です。

●今後の展望

 今回のレースで、スタート地点の芝の部分で先行できましたから、芝のレースに出ればいいではないかと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、私はそうは思いません。繋ぎが高く、やはりダート向きだと思います。

 しかし、力の要るダートではスタミナが持たず、正直頭打ち状態です。これをダート1200mにしたところで結果は同じでしょう。今年引退したグレイスシチーも確実にハナを切れるスピードがありながら、同じように直線で失速。残念ながら、このスタミナ不足が解消されない限りは未勝利クラスですら勝ち上がれないでしょう。

 また、これまで2戦の内容から、仮に勝ち上がっても更なる活躍は期待できないような気がします。厳しいことに違いはありません。

 ただ、今回は直前の追い切りですでに終いは脚が上がっていましたし、このような結果になることは、目に見えていました。また、使えば徐々にでもスタミナはついてきます。

 まだ2歳です。3歳秋の未勝利終了までに、1度は掲示板に載って、楽しませて欲しいですね。

●最後に

 ボニータシチーは代替馬で、ブリーズアップセールでも315万円と値段も安く、金額からしても、1勝すればトントンのような馬です。皆さんの期待も低いようで、ほとんど反応がありません。

 私も他馬に比べてあまり気合は入りませんが、それでもいつもお話していますように、縁あって愛馬になったわけですから、引退のときまで一生懸命応援したいと思います。

 また、こんな感じですから、私が2回連続して口取りの権利を当選したように、権利を得やすいのもいいですね(笑)。無駄とわかっていても、休みが合えば、また権利を獲って応援に行きたいと思います。

 もっとも、この馬が自分が決断して購入した愛馬なら、涙がチョチョギレますが、友駿ホースクラブの代替馬とはこんなもんです。自分で購入したミッシェルシチーが予想以上に成長せず、400キロギリギリのか細い馬体だったところから、この投資は失敗しています。友駿ホースクラブは当歳時に馬が募集されるため、こういうパターンの敗北は仕方がありません。代替馬を貰えるだけラッキーだと思っています。


 では、また次回の特集でお会いしましょう。

最後までご愛読ありがとうございました

2008年12月4日作成 10日、17日、18日、20日、21日、22日加筆
ボニータシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年10月26日 デビュー戦 2歳新馬(牝馬限定) 京都ダ1400m (8着/5番人気) 写真多数付き 現地報告レポ

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る